Windows Server 2012 R2でアウトバウンド帯域幅を制限する

Windows Server 2012 R2でアウトバウンド帯域幅を制限する

Clock Icon2014.08.28

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はじめに

オンプレとAWSにまたがるシステムの場合、オンプレ側の帯域を圧迫しないようサーバからの通信に帯域制限をかけたい場合があります。

今回はWindows Server2012 R2の機能を利用しアウトバウンド通信の帯域を制限してみました。 Linuxの帯域制限についてはこちらをご覧ください。

帯域制限が無い状態

制限が無い状態でのアウトバウンド速度を計測してみましょう。 CentOSのイメージファイルをS3にアップロードしてみます。

upload_file

タスクマネージャで確認すると約50Mbpsでした。

no_shaping

帯域制限の方法

それでは制限をかけてみましょう。 今回は1MBpsで制限をかけてみます。

まず、グループポリシーの編集画面を開いてください。

group_policy

今回は全ユーザに制限をかけたいので「コンピュータの構成」を選択します。 「Windowsの設定」以下にある「ポリシーベースのQoS」を右クリックし、「新規ポリシーの作成」を選択します。 「DSCP値を指定する」のチェックを外し、出力スロットル率を1MBpsに設定します。

qos01

次ページ以降で下記のように設定し、すべての通信に制限をかけます。

qos02

qos03

qos04

帯域制限後

それでは制限をかけた後のアウトバウンド速度を見てみましょう。

shaping_1MBps

8.6Mbps(≒1MBps)と期待通りに制限がかかっていることが確認できました。

まとめ

簡単に帯域制限をかけることが出来ました。 ファイルアップロード中に設定したのですが、通信が途切れることはありませんでした。

設定の変更、削除も簡単に出来ますので、機会があれば試してみてください。

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